fashion
2016-10-21
「着る」をもっと心地よく by 吉田けえな
#14 着膨れが気になる秋冬は縦長シルエットを意識して

汗をかかずにあれもこれもと好きなだけ洋服を重ね着できる秋冬は、ファッションを楽しめるシーズンです。でも、何をどうやって着たらいいのかわからなくて毎年困っているという話を友人から聞いて、沢山着込めるから、重ねなくてはいけないから、秋冬のファッションを苦手と思う人は実は多いのかもしれないと感じました。そこで今回は、今シーズンのトレンド傾向と共に、秋冬のキーワードとして重要になる“重ね着する時のコツ”についてご紹介したいと思います。

まず、レイヤードが苦手と感じている人は、洋服を重ねることで着膨れするのが嫌だったり、重ねたときのバランスが難しいと思うのではないでしょうか。着膨れして見えないようにするためのポイントとしては、ぜひ縦のラインを意識してみてください。トップスはジャケットやコートに隠れますが、それらの下からちらりとのぞくボトムス、スカートなら、ふくらはぎラインのミモレ丈と呼ばれる長さのものが今年も引き続き沢山でているので、ぜひ取り入れてみてください。

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上の写真の左から2体目のボディのように、大胆なスリットが入ったもので、セクシーさをちょっとプラスしつつ、ちらっと肌がみえることで、足が細く見える効果を狙うのもオススメです。右から2体目のように、春夏から続くトレンドでもあるプリーツスカートを取り入れて縦のラインを強調すると、スッキリほっそり見えます。そして秋冬とはいえ室内は暖かいので、インナーにはあえてノースリーブのニットを取り入れれば、より縦のラインが強調されて女性らしさも加わります。左のボディのように全体を縦長のラインに見せてくれるようなファー小物やロングベストのようなノースリーブアウターを取り入れるのもオススメです。ファーは今シーズンもトレンドアイテムとしても引き続いているので、ぜひどこかに取り入れてみてください。

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フード付きのアウターも沢山でているので、春夏シーズンにトレンドキーワードとして浮上していたアスレジャー()のスタイルでみられたように、写真左ボディのようにフードをかぶってしまうと、より一層縦のラインが強調されますし、毎年定番で出ているアイテムでも、今シーズンらしい着こなしになります。

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また、今シーズンの着膨れ感を軽減するアイテムとして、ぜひ取り入れてほしいのがシースルー素材。写真のようにシースルー素材が一枚のるだけで肌に陰影が加わり、少しほっそり見える着やせ効果が生まれます。トップスに取り入れるのは寒そうにみえるのでは…と感じる人は、スカートの裾にシースルー素材があしらわれているものや、裾からちらっと長めのペチコートがみえるスタイルに挑戦してみてはいかがでしょうか。

秋冬は1年で一番ファッションが楽しめる季節。着やせ効果の高いコーディネートにチャレンジすることで、これから寒くなる季節を満喫してください。

注※アスレジャー:アスレチック+レジャーを組み合わせた造語。北米を中心にヨガウェアなどのスポーツウェアを普段着として着るスタイルが浸透したことからトレンドとして注目を集めた。