Beijing:北京
2015-12-16
ザハ・ハディドの宇宙的建築が圧巻

先の2020年東京オリンピックメイン会場設計コンペで一度は採用されたザハ・ハディド。予算超過ゆえ計画は白紙に戻され、次期コンペへの参加も断念したそうですが、建築界のノーベル賞といわれるプリツカー賞を女性建築家として初めて受賞し、建築専門家の間でその評価はたいへん高いと聞きます。その世界を代表するザハ・ハディドの設計による建築物が、ここ北京には2つあり、さらに2018年に完成予定の世界最大級の空港になるといわれる北京大興国際空港も、ザハの作品となります。

今回は、現在既にある建物のうちの1つ、「ギャラクシーSOHO」を見に行ってきました。「ギャラクシーSOHO」は、北京の中心部、国営大企業のオフィスが集まる二環路・朝陽門エリアに立地し、まるで近未来を思わせる宇宙基地のような建築で、延床面積約330,000㎡というスケールに圧倒されました。

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4つの巨大な球形タワーが地上ブリッジで曲線を描きながら繋がり、違和感さえ覚えるほどの美しい空間は、北京でもっとも人の目を引くスポットだと思います。

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内部は店舗やオフィス、住居からなる複合ビルになっていて、この空間にふさわしいオシャレなレストランも多く入居しています。その中のひとつ、中華海鮮レストラン「臻海閣」のマネージャーの陳さんにお話を聞いてみると、「キャラクシーSOHO」内のオフィスで働く人々で、ランチタイムは予約がないと入れないほど常に満席になっているそうです。

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その一方で、全て買い取りで販売されたスペースは、投資目的で購入された部屋も多く、いまだ内装工事が進んでいない空間もたくさんあるとのこと。そのため週末になると、外部からの客で賑わうこともなく閑散としているそうで、まさに今の中国の不動産事情を物語っているようです。

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とはいえ、まだ十分に商業施設が充実しているとは言えないものの、ザハ・ハディドのダイナミックな空間はやはり一見の価値があります。北京に来訪の機会があれば、是非、足を運んでみてはいかがでしょうか?

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