ドイツのクリスマス・マーケットは華やかで、隣国の観光客もわざわざやってくる。以前は第一アドヴェント(4週間前からのクリスマス、カウントダウン。大体、11月の最終日曜日あたり)から本格的にマーケットがスタートしていたけれど、今年、ベルリンではポツダム広場で11月中旬からホットワインやナッツ類、ソーセージのマーケットが出現している。
クリスマス・マーケット路線図。11月下旬からベルリン全土で開催。
スーパーでも9月からクリスマスのお菓子が売り出されて、クリスマス・カウントダウンは年々早めのスタートになってきている。
カイザース・ヴィルヘルム教会界隈のマーケット。光の絨毯が幻想的。
ホットワインを楽しむ市民たち。
特に人気なのがジェンダルメンマルクト。界隈のグルメな店の出店が多く、テントで囲われた暖かい席も用意されていて予約もできる。サービスも普通のレストランレベル。また、シャルロッテンブルク城前のマーケットもコーラスやイベントもありで毎年、混んでいる。
カイザーズ・ヴィルヘルム教会を囲むマーケットは今年、新しいスタイルの飾り付けで少し大人っぽくなった。出店自体はそんなに変わらずカジュアルだ。仕事帰りの人、観光客、ファミリーと誰でもが楽しめるオープンさが魅力。普段はコンサートホールと2つのドームのある観光地ジャンダルメンマルクト。ここのマーケットは雰囲気が良くて毎年人気だ。
ここ数年のトレンドは、いつもとはちょっと違うクリスマス。デンマーク、スエーデン、フィンランドはそれぞれのお国柄を披露。食材や子供服、おもちゃなど本国からのオリジナルの商品を販売。また郷土料理も用意している。
ジンジャーブレッドやナッツ、甘いお菓子はどこでも定番です。
昨年は入れない人も出るほど好評だったのは日本のクリスマス・マーケット。日本人にはお正月のイベントに近い感覚かもしれないが、今年はさらに広い場所Arenaでの出展だ。
また、オーガニックなどエコ・コンシャスな人をターゲットにしたマーケットも登場。今年はヴィーガンを対象としたグリーン・マーケットもスタートする。フードはもちろんのこと、自然化粧品やテキスタイルなどプレゼントとしてもチョイスが広く注目されている。
ショッピングモールや駅前でも、それぞれの地域の特色を生かした小さな小屋が出て、クリスマスの雰囲気は実は街中どこでも楽しめる。
商店街のちょっとした広場にこうした子供用のアトラクションも見かける。
キリスト教のお祭りなんだけれど、今やほとんどボーダーもなく、年末の寒い時期をみんなで集まって楽しもう!というのが、首都ベルリンのクリスマスマーケットの傾向です。
炭火で焼くソーセージの屋台。寒空の下での立ち食いが美味しい。
●ベルリン中のクリスマス・マーケットの検索ができます。
http://www.berlin.de/en/christmas-markets/
●デザイン・クリスマス・マーケット
ストリートフードやスナック、デザインプロダクトの数々。活気あり。
12月10日(土)、11日(日)、17日(土)、18日(日)
http://weihnachtsrodeo.de/
●グリーンマーケット・ベルリン
今年からスタートのヴィーガンのマーケット。
12月17日(土)、18日(日)12:00~22:00
http://greenmarketberlin.com/
●ベルリンの植物園でライトアップされたランドスケープを楽しめる企画。
〜2017年1月1日 17:00〜23:00
http://christmas-garden.de/eng_berlin/
https://www.bgbm.org/de/event/christmas-garden-berlin