Shanghai:上海
2016-09-01
働く女性がターゲットのランチデリバリーが評判!

上海ではスマートフォンがすっかり普及し、この数年で急速に暮らしのデジタル化が進んでいます。なかでもライフスタイルを大きく変えているのがアプリを使った食事のデリバリー。画面の操作一つで注文でき、電子決済ができてとても便利。

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様々なデリバリーサービスが乱立するうち、今の上海らしいユニークでおしゃれなブランドとして注目しているのが「PARADISH」です。平日のランチデリバリーのみを行い、配達範囲は基本的に上海のメインストリートである淮海中路界隈に限定。事前予約制をとり、オーダーと支払はメッセージアプリ「Wechat」経由だけで受け付けています。

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実はこのPARADISHは上海にある世界トップクラスのビジネススクール、中欧国際工商学院で生まれたプロジェクトの一つ。MBA課程にある「eLab」という創業実験の中での取り組みです。同スクールの学生であり、ファウンダーでもあるダニエル・ワンさんはこう話します。「オフィスワーカーはランチの時間が楽しみ。この大切な時間をより楽しく個性的なものにしたいと思い、立ち上げました。無駄なコストを削り、UIデザインの考えを取り入れた彩り豊かで質の高いランチをリーズナブルに提供しています」

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20人ほどいる運営チームは全員英語が堪能なインテリ揃い。昼に自由な時間があるプライベートトレーナーや語学学校の講師などの仕事をする人たちの集まりで、それぞれが自身の車で配達します。調理は元々市内の有名広東料理レストランで働いていたシェフが担当。中華も洋風もオールラウンドに作ることができ、見た目にも美しい旬のモダンチャイニーズランチを週替わりで用意。産地直送の新鮮な食材を使っていることもポイントです。

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私も先日、Wechatを使ってオーダーしてみました。前日の夜11時までの受付で、配達時間は15分単位で選べます。翌日、指定した12時きっかりに届きました。ランチは実にきれいで豪華! スパイシーなソースが添えられた中華風の「鶏のから揚げランチ」といい、肉厚なサーモンのソテーが入った「ノルウェーサーモンランチ」といい、美味しくてボリューム満点。雑穀入りのご飯やサラダも付いています。値段は一人前26~45元(約400~680円)前後と、現在の上海の物価から考えるとかなりおトク。エコ素材で作られたバッグやカトラリー入れのデザインもおしゃれです。

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運営者の一人であるクリストファー・タンさんはこう話します。「メインターゲットは25~35歳の働く女性です。上海の人は他にはない新しいものが大好き。今は特にエコでヘルシーなものが人気です。PARADISHはスマホで写真を撮って思わずSNSに投稿したくなる、つまり誰かにちょっと自慢したくなるランチなんです」

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今春立ち上がったばかりですが、SNSでの口コミが広がり、既に毎日200~300人前ほどのオーダーが入るとか。注文は26元以上から受け付けており、一人ランチもOK。淮海中路界隈はオフィスビルが多く、ランチミーティングでのオーダーもよく入るそうです。まさにランチタイムのイノベーション。スマホによって上海での働き方も食事の風景も変わりつつあります。

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●PARADISH
http://shop.paradish.cn/
Wechat ID:PARADISH
※36元以上のオーダーで配達費無料。30人前以上の注文なら南京西路界隈や陸家嘴エリアで対応。