Beijing:北京
2015-05-26
写真アートに触れる休日

北京の暮らしでリフレッシュしたいと思う時、私はよく、写真アートセンターの「三影堂撮影芸術中心」に足を運びます。建物の設計は、2008年の北京オリンピックメイン会場「鳥の巣」の設計にも関わった世界的建築家であり芸術家の艾未未(アイ ウェイウェイ)氏。4,600㎡の敷地、2,500㎡の建物という壮大な空間は、どの季節に訪れても大変心地よく、不思議と雑念が取り払われ、集中して写真作品に向かい合える場所です。
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この写真センターの創設者は、中国の写真家・栄栄氏と、彼の日本人妻で同じく写真家の映里さん。二人は、栄栄の日本での個展で出会い、その後、二人でユニットを組んで写真作品を制作し、森美術館、資生堂ギャラリーなどを始め、ヨーロッパ数カ国で写真展を開催するなど、現在、世界的に活躍するアーティストです。二人が出会った当時、まだ中国では写真作品の発表の場が限られていて、中国の写真芸術の発展・普及に尽力したいと、2007年に二人はこの「三影堂撮影芸術中心」を設立しました。これまでに、海外の著名写真家から若手の新進作家の作品まで、幅広い作品がここで展示されています。
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敷地内にはカフェもあり、暖かい季節には芝生に覆われた大きな庭で、ゆっくりくつろぐこともできます。また図書室では1000冊にも上る著名作家の写真集が閲覧でき、中国人作家の写真集も展示販売されていて、中国写真界の潮流もつかむことができます。
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時々ここを訪れ、数々の写真作品に触れていると、人は自分の魂と向かい合いたいから、アート作品に触れたいと思うのかな?と感じることができて、私にとっても特別な空間。北京ご来訪のおりには是非、足を運んでみていただけたらと思います。

住所:北京市 朝陽区 草場地 155号 TEL:010-6432-2663 営業時間:10:00~18:00 月曜休館 入場無料
http://www.threeshadows.cn/