ベルリンから電車で1時間半ほど、シュプレーバルトは低湿地地帯に水路が広がる湖水地区で、カヌーに乗って楽しめる観光地にもなっている。そのエリアに建つのが『Bleiche Resort & Spaブライヒェ・リゾート＆スパ』。この地方の素朴なインテリアを取り入れながら、日本の侘び寂びも意識したゆったり出来るスパ・ホテルだ。首都ベルリンから近いこともあり、ドイツ国内のウエルネス系ホテルの中でも注目されている。

屋内外に大きな温水プールがあり、そのまわりにバスローブに包まれてゆったり本を読んだり、仮眠の出来るベッドやソファーがいくつも点在する。サウナ、浴室、ハマムなどが隣接し、そういった施設を利用しながら、外に出て新鮮な空気を吸ったり、森を散歩したり、水路をカヌーで巡ったり、とにかく自然に囲まれた幸せを感じることができる場所だ。

朝食はビュッフェスタイル。フルーツやジュース、パンの種類も豊富。遅い朝ごはんにスパークリング・ワインを添えるドイツ風のSekt Frühstückも人気。せっかくの休みなのだし、朝から飲んでリラックスというのもたまには良いでしょう。夜はグルメ・レストランとカジュアルなダイニングを選べるが、どちらも地元の素材をふんだんに取り入れたこだわりの料理が用意され、ドイツに来た感がじっくり味わえる。

ドイツのサウナはすべて混浴なので、はじめての時は正直、かなり戸惑った。カップルで訪れる人が多いが、女性同士の旅ならばレディース専用フロアを利用しよう。サウナとゴロゴロ出来る広いリラックススペースには、写真集やファッション誌なども備わっている。ファミリー・スペースもあるけれど、このホテルの主役は大人たち。洗練されているけれど、気取った感じはまったくない。心地良い静けさの中で癒される、至福の空間だ。

●Bleiche Resort & Spa
https://www.bleiche.de/de/node/22