街の中心部、ミッテ地区の戦勝記念塔を真ん中に抱くティアガルテンは、その昔は王様の狩りのための場所だった。この緑いっぱいの公園は、現在は市民の憩いの場所となっていて、ピクニックもできれば、バレーボールやバトミントンを楽しむことも可能。また卓球台や子供の砂場などもあり、とにかく夏はずーっとここにいたくなる。広さは210ヘクタールという規模で、敷地内には小さな湖もあり、その湖畔には街の中とは思えない自然に囲まれたCafe am Neuer See(ニューレイク湖畔のカフェ)がある。ちょっと奥まっていてわかりにくいが、ビアガーデン、セルフサービスのカフェ、テラス・レストランの他、ボート乗り場も備えられている。
カフェではピザやソーセージ、ケーキなど軽食がオーダー出来るので、それにビールも頼めば、それだけでもう幸せな感じ。夏の間、ベルリンは夜10時頃まで明るいので、ずっと外でだらだらとおしゃべりをしながら過ごすのが楽しい。
ティアガルテンのまわりには自転車専用道路が完備されていて、このカフェにやってくる人はサイクリストがほとんど。周辺のホテルに泊まっている人も、近頃は自転車を借りて、この大きな公園でサイクリングを楽しむ人が増えている。サイクリングがてら、本場ドイツの上面発酵、濾過していない麦の味いっぱいの白ビールを飲むとなんともすっきり。
レストランは朝9時から夜遅くまでやっていて、ここでは地元の季節料理がおすすめ。テラス席の隣には大きな砂場があって、子供連れでもOK。家族で来ても十分に楽しめる。
Cafe am Neuer See