最近はMUJIとのコラボで、日本での知名度も少し上がってきた生活雑貨を扱う「Manufactumマヌファクトゥム」は、ドイツ国内では80年台から通信販売でスタートした人気店。創設者のトーマス・ホーフ氏は緑の党の政治家でもあった。ドイツやヨーロッパ各地のストーリーのあるものから日本の料理包丁まで、品質とハンドワークを重んじて揃えたこだわりのセレクト。プロダクトの中には戦前ドイツにあった商品を復刻したものもある。
今ではドイツの主要都市に支店を構える「マヌファクトゥム」のベルリン店は、ベルリン工科大学や美術大学のそば、地下鉄エルンスト・ロイター・プラッツ駅下車1分の便利な場所にある。季節によって、店頭に並ぶものやディスプレイが変わるが、いまの季節は寒い冬がやっと終わり、何と言ってもガーデニング関係が充実。花や植物のタネや球根、プランターやじょうろ、作業道具など家庭菜園が盛んなドイツらしい庭仕事関係のものが充実。じゃがいも1つでもたくさんの種類があるので、新しい草花や品種を知ることが出来るのも楽しい。
「マヌファクトゥム」は食料品も販売しているが、直営店「ブロート&バター・ラーデン」ではザワータイグという酸味のあるドイツらしいずっしりとしたパンやチーズ、サラミなど美味しい食材がズラリ。イートインもあり、日替わりのスープやキッシュなど軽食も食べられる。食の安全の意識が年々高まりつつあるドイツならではの食材のクオリティーの高さに感動。パンやチーズは日本へのおみやげにするとかなり喜ばれます。