Beijing:北京
2015-07-25
小さな路地のリノベ店に注目!

北京も猛暑が続いています。でも日没前は心地よく、バータイム前の夕暮れ時に、北京最大級のチベット仏教寺院・雍和宮があるエリアの昔ながらの路地、胡同をぶらっとひと歩きするのが最近の楽しみです。近くには孔子を祭った孔子廟もあり、以前は静かで落ちついた門前町エリアでした。が、ここ数年、外国人や中国人クリエーターなどによる、胡同の民家をリノベーションしたかわいいカフェやバー、ファッション系のショップが増え、今や地元の若者や在住の外国人に人気のスポットに変わりました。

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特に雍和宮の西側に伸びる五道営胡同には、新しいショップや各国レストランが続々オープンしています。昔ながらの街並や家屋を生かしつつ洋風にアレンジされ、外観をみているだけでも楽しくなります。

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中でも特にお薦めしたいのは、五道営胡同を南に入った細い通り、箭広胡同にある小さなレストラン「Stuff’d」です。3年前にイギリス人とスウェーデン人によって作られました。昼はカフェとして、夜はバーとして人気で、ベルギーやイギリスの製造方法で作られた香り高い自家製エールビールを飲めるのがこの店の特徴。自家製ソーセージも人気です。

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店内は4人がけのテーブルが5つと、2人がけのテーブルが2つとバー席だけという、小学校の教室のような小さな作りですが、夏には屋外に座り、道行く近所の人々をウォッチングするのも楽しみです。

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他にも北京のあちこちで、こういった胡同の民家を改装したカフェやショップなどがオープンしています。東洋と西洋が融合した独特の空間は、斬新な驚き中に、どこか懐かしさも感じられ、何時間もくつろいでいたくなる雰囲気です。

●Stuff’d
北京市東城区箭広胡同 9号 Tel.010-64076308
11:30—23:30 火曜日定休