Milano:ミラノ
2015-08-17
歌姫ローズアルバが創る花の空間

皆さんはローズアルバという女性をご存知ですか? おそらくイタリアで、いや世界でも「cantafiorista(カンタ・フィオリスタ)」という肩書きを持つのは彼女だけでは? その肩書きとは“シンガー・フラワーアーティスト” 。彼女の花屋『FIORI(フィオーリ)』がミラノにオープンした時は衝撃でした。シンプルモダンな空間、大ぶりのテラコッタの数々にザクザクと飾られた草花たち、野草種から繊細なローズやペオニア、多肉植物までが、美しいアートオブジェや古びてなお美しさを増したビンテージ家具とともに、独特の世界を作っています。そこにはピアノもひょっこり。

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「20ユーロでブーケを作って」という私の依頼に、デリケートな白い紫陽花の束をワイルドなローズマリーでたっぷりと包み上げ、切り裂いた美しいテキスタイルでグルグルグル。まさに、「Policine Verde(=“緑の親指”。植物と心を通わせる人をイタリアではこう呼びます)」! 花も空間も、素朴でありながらオリジナティと洗練が共存。まさに本物を知り尽くした上級者のセンスなのです。

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そんな彼女がファッショナブルなミラネーゼだけでなく、ローカルな老若男女を虜にするのは、そのフレンドリーな性格に加え、美声!もあるからです。音楽に情熱を抱えた両親を持ち、8人兄弟の6番目。16歳から花屋で働き、27歳で自らの第1号店をベルガモにオープン。同時に歌手としてのキャリアを積んだ彼女は、ジャズシンガーという肩書きも持っているのです。『FIORI』では、ミニコンサートを含めたイベントも頻繁に行われ、モード界のファッションピープルから近所のファミリ—までが等身大で繋がる、この花と音楽が創る素敵なスポットに、みんな夢中なのです。

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そんなローズアルバが、今度は『POTAFIORI(ポタフィオーリ)』という、花と音楽の空間にビストロをインプットした新ショップをオープンさせました。350平米の空間は、草花の彩りと香り、やさしい楽曲の音、そして健康に配慮したヘルシーメニューに包まれています。洗練されていながらスノッブさはなく、まるで「家」のようにくつろげる場所です。

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焼きたてのクロワッサンと香ばしいコーヒーで目覚める朝食。そば粉やキノア、旬の野菜やジンジャーなどを採用したヘルシーなランチやディナー。大好きな友人を誘って訪れるのもおすすめ。リラクゼーションやインスピレーション、また出逢いのために、アフタヌーンティーや夕食前のアペリティーボにも利用できます。

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「花と音楽に囲まれ、できるだけシンプルに、気ままに仲間と時間を共有したい。ドアが開け放たれた家で、家族がどんどんと増えてゆく、そんな感覚が大好きなのです」
昨夜ブルーノートでマイクを握っていたローズアルバは、今朝は大きなエプロン姿で早速ブーケづくりに励んでいます。ダイナミックで自由な彼女は、ミラノの女性たちに素敵なエネルギーを与えてくれています!

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●POTAFIORI
Via Salasco 17 a Milano
Tel. 02-87065930
http://www.potafiori.com