interior
2015-07-19
昨日より気分のいい空間 by 長井美暁
#01 おしゃれ&エコな夏のアイテム

梅雨が明けたら夏本番。今年も猛暑になるのでしょうか。身体のためにも家ではエアコンをなるべく使いたくないという女性は多いけれど、窓を開けると蚊などの虫が入ってきます。それを防ぐために、日本では昔から蚊取り線香と蚊遣りが使われてきました。

電気蚊取り器の普及以降はこれに取って代わられましたが、電気蚊取り器に用いられる薬剤の化学成分を避けて、近年は天然素材の蚊取り線香がいろいろと出ています。その中で、りんねしゃの「菊花線香」は、除虫草と呼ばれる中国原産の植物でつくられ、蚊や虫を殺すのではなく、寄せつけないようにするというもの。小さなお子さんやペットのいるご家庭でも安心して使えます。
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この菊花線香にぴったりな蚊遣りが今年、イーオクトから発売されました。「香遣/かやり」という名で、デザインを手がけたのは小泉誠さん。インテリアを損なわないシンプルな形状で、アルミ製なので軽く、落としても割れず、手巻きの籐の取っ手付きで楽に持ち運べます。上から吊るしてもいいですね。また、菊花線香は1年を通してナチュラルな芳香剤として使えるのも特長で、このデザインなら夏以外の季節に出していても違和感がありません。
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香遣/かやり 6,000円 イーオクト http://www.eoct.co.jp

これを見つけたのは、東京・西新宿のリビングデザインセンターOZONE内にある「にっぽんフォルム」。現代の日本人の暮らしや感性に合う家具や小物を提案するセレクトショップです。にっぽんフォルムでは8月31日まで、「夏の匂い そして涼やかな夜を」と題した提案展示を行っていて、もうひとつ、面白いものを見つけました。それがこちら、「KAKERA」という名の照明器具です。
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KAKERA“華”フロアライト 36,000円 NEBUTA STYLE http://nebutastyle.com

何のカケラなのかと思ったら、青森のねぶた祭りで実際に運行された山車の彩色和紙の端切れだそう。ねぶたの山車は針金でつくった骨組みの上に和紙を貼り、日本画の技法を用いて彩色されます。手が込んでいますが、その年の祭りが終わると、一部を除いて大半が解体・廃棄されます。一方、山車を制作するねぶた師は子どもたちの憧れの職業であるものの、現実は経済的に厳しい局面に立たされていると言います。そこで、ねぶたのアップサイクル(捨てられる運命にあるものに新たな価値を与えること)製品を世に送り出すことで、ねぶた文化の継承を促そうという試みから、このKAKERAが生まれました。

色鮮やかなねぶたのカケラを貼り込んだランプシェードからは、夏の風物詩である祭りの余韻を感じます。子どもの頃の夏の情景も思い出されるよう。そんな夏ならではのアイテムで、この季節のインテリアを楽しむのも一興ではありませんか。

そして夏ならではのアイテムといえば、切子のグラスも目に涼やかですよね。こちらはフォレストという会社のオリジナル製品「蒲田切子」。曲線を多用したデザインがキュートです。
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蒲田切子 フォレスト http://www.glassforest.co.jp