Chicago:シカゴ
2016-07-14
ピクニック気分で楽しんだ、シカゴの独立記念日コンサート

7月4日はアメリカの独立記念日で、毎年全米各地でパレードや花火の打ち上げなどのイベントが開催されます。今年の休日は月曜日にあたり連休となったため、シカゴの街は多くの観光客で賑わいました。7月上旬のシカゴは湿度もなく過ごし易いため、音楽が好きな親戚とミレニアム・パークにて独立記念日をテーマにしたコンサートを楽しみながらピクニックをし、アメリカ独特の愛国心を感じる特別な時間を過ごしました。

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ミレニアム・パークは、斬新なアートと建築デザインが壮大に表現されているシカゴアン自慢のアーバン公園。ダウンタウンのミシガン通り側の入口から入ると、右側に巨大な顔が映される噴水「クラウン・ファウンテン」が2つ建ち並んでいて、夏は水遊びするファミリー連れがいっぱい。建物にさまざまな顔がスライドで映され、その口の部分から水が噴出されると、子供たちは嬉しそうにはしゃぐ。その声はなんとも言えない優しい音楽のような微笑ましさを感じさせてくれます。

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見逃せないのは、ジェイ・プリツカー・パビリオンに向かう途中にある『クラウド・ゲート(Cloud Gate)』。インド出身の彫刻家アニッシュ・カプーアによる作品で、『豆(The Bean)』という愛称で親しまれています。シカゴのスカイラインが反映された彫刻で、角度によってさまざまなシカゴの美しい摩天楼が楽しめ、世界的にも有名なパブリックアートでもあります。

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屋外コンサート会場ジェイ・プリツカー・パビリオンは、前方には座席が設置されていますが、自由に座れる芝生もあり、おつまみや飲み物を楽しみながら音楽を聴くには最高の場所。家族や友達とカードゲームに興じる人などもいます。

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この会場でのコンサートはほとんどが入場無料。また、広いホール全体の真上には、繊細で品の良い鉄の格子にハイテク音響技術が取り付けられていて、ステージから離れていてもクリアなサウンドが楽しめます。周囲の美しい摩天楼を眺めながらのコンサートは、本当に格別な体験となります。

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独立から240年を迎えたアメリカの3大都市シカゴでのセレブレーション・コンサートは、シカゴ・ユース・シンフォニー・オーケストラと国立スコットランド合唱隊のコラボレーションで、アメリカ国歌、また米国陸軍、海軍、海兵隊それぞれの歌を斉唱し、この国独特の愛国心に満ち溢れる雰囲気を醸し出していました。また、アメリカとスコットランドの民謡、バーンスタイン作曲のミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリ』の楽曲、チャイコフスキー作曲の序曲『1812年』など、馴染みのある曲も披露してくれました。

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広々とした会場で横たわり、空を眺めながら音楽を聴き、多くの人々と喜びを共有できた特別な時を過ごせたことに感謝しています。

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