スウェーデンという言葉から連想されるもの。福祉大国、ブルーベリー、白夜などが浮かんでくると思います。それでも、やはり「デザイン」と最初に答える人は多いのではないでしょうか? 今回は、そのSwedish design 第一弾として、最近日本でも注目され始めているデザインショップ、HAPPYsthlm(ハッピーストックホルム)を紹介します。
三人の女性デザイナーが オーナーのHAPPYsthlmは、テキスタイル、陶磁器、シルバーアクセサリー、木製品などを扱うデザインショップです。「美しいものを様々な形で表現することで、世界を少しでもHAPPYな場所にしたい」と願う彼女たちのデザインは、北欧の大自然からインスピレーションを受け、とても柔らかく、それでいてスタイリッシュ。
そんなデザインを生み出しているのはテキスタイルデザイナーのカイサ・アーロンソン(Kajsa Aronsson)、セラミックデザイナーのカタリーナ・アンダション(Katarina Andersson)、ジュエリーデザイナーのカロリーナ・リンドホルム(Caroline Lindholm)。中には三人の名前をどこかで目にしている方もいるかもしれません。というのも、彼女たちは高い評価を受けてIKEAの商品デザインも手がけているデザイナーさん達なのです。
思わず足を踏み入れたくなるようなお店は旧市街(ガムラスタン)の一角。王宮や大聖堂など中世の建物が建ち並ぶ石畳の街にあります。優しい色合いの商品に囲まれる店内はプラスのエネルギーが溢れていて、寒さに凍える体も心からあったまっていくようです。
このお店の魅力の一つ。それはデザイナーに会えること。今日はテキスタイルデザイナーのカイサが店頭で迎えてくれました。気になる商品のことを聞けば、取扱方法や商品の素材、出来るまでの過程など丁寧に教えてくれます。
もう一つの魅力は、HAPPYsthlmが造る商品は全てハンドメイドであること。北欧の伝統工芸を愛する彼女たちは、この国に受け継がれる職人の技術を商品に取り入れるため、スウェーデン各地の小さな工房に生産を委託しています。彼女たちのデザインは職人の手によって一つ一つ形となり店頭に並べられているのです。
大量生産とは違う、スローであたたかいSwedish design。お気に入りのハンドメイド品との出会いを求めて、旧市街のお店に立ち寄ってみるのはいかがでしょうか?以上Swedish design第一弾。
これからも少しずつ、いろんなデザインや雑貨、そして作り手さん達について紹介していけたらと思います。
●HAPPYsthlm(日本語サイト)
http://happysthlm.se/jp/