Stockholm:ストックホルム
2015-10-09
地元農家直売が嬉しい秋の実り

ストックホルムの南、ソーデルマルム地区にあるカタリーナ バンガ―タ通りには、土曜日になるとたくさんの人が秋の実りを求めて集まります。2000年から始まったボンデンス エーゲン マルクナド(Bondens egen Marknad)は、生産者の顔が見えるマーケット。地元で採れた新鮮な野菜や卵を販売すること、そして生産者が店先に立って販売することをコンセプトにしています。

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野菜は量り売りされ、手にとりながら自分で欲しいものを選びます。生産者さんにお料理のレシピを聞くことが出来るのもこのマーケットならでは。主に野菜農家さんがお店を並べていますが、蜂蜜やお花、スモークサーモンなども売られています。

嬉しいのは旬のものを買うことが出来ること。そして農家さんが直売しているので、種類も豊富です。今日は栗カボチャを発見しました。スーパーではなかなか手に入らない野菜の一つです。スウェーデンでもカボチャは売られていますが、栗カボチャではなくオレンジ色のヘポカボチャが一般的で、食べた時のホクホク感は栗カボチャが一番です。

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キノコもたくさん売られていました。黄色のキノコはカンタレッレ(Kantarell)と呼ばれていて、日本ではアンズの香りがすることからアンズタケと言うそうです。秋になると市場に出回るカンタレッレはバターで炒めてトーストにのせたり、パスタやステーキのソースとして使われています。カンタレッレは香り高く、秋の訪れを感じさせてくれます。

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地元農家さんが開くマーケットは広がりを見せていて、北は ルレオ(Luleå)、南は マルメ(Malmö)と、22のマーケットがスウェーデン各地で開かれているそうです。10月にスウェーデンへ訪れる機会がある際は、地元のマーケットへ立ち寄ってスウェーデンの秋を感じてみるのはどうでしょうか?

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Bondens egen Marknad
http://www.bondensegen.com/index.php