Stockholm:ストックホルム
2015-07-19
ストックホルムの夏の楽しみ方

森と湖の国スウェーデンの首都、ここストックホルムでは、短い夏に注がれる太陽の光を惜しむように公園や家のバルコニーで日光浴を楽しんでいる人をよく見かけます。 太陽が沈まない現象、「白夜」はスウェーデン北部で見られますが、ストックホルムも日照時間は長く、7月上旬ですと、朝3時半頃から日が昇り、夜の10時過ぎに日が沈みます。草木の緑も深まり、半年以上も雪と氷で覆われていたことが嘘のようです。
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今の時期は観光シーズンで、日本から訪れる方はノーベル賞受賞晩餐会が開催される市庁舎や旧市街巡り、またデザイン家具やかわいい雑貨のショッピングを楽しまれる方が多いと思います。北欧のベニスと呼ばれるストックホルムの街並みは美しく、たくさんのお店が集まる市内で十分楽しむことが出来ますが、スウェーデンの人たちが、どのように夏を過ごしているのかあまり知られていないのではないでしょうか?そこで今回は一部ではありますが、地元の人たちの夏の過ごし方をご紹介します。
2-旧市街
スウェーデンでは法律で年間最少でも25日の有給休暇が与えられるのですが、そのほとんどを夏の間に消化する人が多く、約3週間から4週間の夏休みを取ります。日本人の感覚からすると、「そんなに長い連続休暇中、どうやって仕事を回すんだろう?」と不思議に思う方もいらっしゃるでしょう。もちろん社員全員が同じ時期に休暇を取るのではなく、取引先対応が出来るように事前に日程を調整して順番に休暇を取得します。それにしても、どうして一カ月近くの連続休暇を取得できるのか分からなくて、知人に聞いてみたところ、「取引先や業者も休みを取るから」という至ってシンプルな答えが返ってきました。つまり、夏の間はほとんどの人が休みを取るという暗黙の了解があるようです。これは文化とも言えるかもしれません。レストランなどのサービス業は別として、企業では夏に長期休暇を取得する人が多くみられます。そんなに休んで少しのんびりし過ぎなのでは?と感じるかもしれませんが、実はこの時期は企業や大学生にとって重要な時期でもあるのです。

3-旧市街

企業は社員が長期休暇を取っている間、大学生を短期で雇い将来有望な人材を獲得しようとします。夏の間は業務が比較的落ち着いているので、学生にはon the job training (OJT)で任せる仕事の幅も広がります。上手くいけば夏休み後も同じ会社で仕事を続けることが出来るので、大学生にとってこの時期は将来を左右する重要な節目にもなります。では約一カ月の休暇を取得する人たちは、どのように過ごしているのでしょうか?

皆さんはストックホルム・アーキペラーゴと呼ばれる無数の島々のことをご存知ですか?ストックホルムからバルト海に向けて約3万の島々が点在しており、スウェーデン語でファーゴーデン(Skärgården)と言います。その島々を自家用ボートで巡るのが地元の人たちの夏の楽しみ方の1つです。

4-島 水辺のお店

中でもフィヤーデルホルマナ(Fjäderholmarna)という島は定期船に乗って約20分で行ける、ストックホルム市内から一番近いアーキペラーゴの1つです。週末、とても天気が良かったので私も友人と遊びに行ってきました。この島はとても小さく、歩いて25分くらいで一周することが出来ます。レストランやカフェはもちろん、ハンドメイドの雑貨や食器を販売するお店が数件あり、ゆったりとした時間を楽しむことができました。街の喧騒から離れ、自然に囲まれた小さな島で家族や友人たちと過ごしながら、地元の人たちは夏を楽しんでいます。

5-島のカフェ1