Chicago:シカゴ
2015-08-13
人気料理番組の撮影を見学!

シカゴで10人に9人は知っていると言われるほど人気のある料理番組「Check, Please!」のスタジオを見学する機会がありました。7月に私の仕事上でのクライアントでもある日本料理店「Wasabi」でその撮影があり、楽しそうに撮影をしているクリエイターで取締役プロデューサーのDavid Manilow氏とプロデューサーのJacqui Wedewerさんに、スタジオの見学をお願いしたところ願いが叶ったのです!

「Check, Please!」はアメリカの公共放送局PBS系列WTTWの週刊レストランレビュー番組で、過去にはエミー賞も受賞しています。プロの料理評論家がレストランを評価するのではなく、厳選された3人の一般人がゲストとして番組に招待され、ホストと一緒にワインを飲みながら、ゲストが推薦するレストランについて30分間好き放題批評するという設定。料理が好きで、おしゃべりが好きな人にとっては、テレビに出る絶好のチャンスでもあるため、2001年に番組が始まって以来、35,000人が同番組への出演に応募をしているそうです。

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ゲストが推薦するレストランは、高級レストランもあれば、エスニック料理や小さいレストランなど隠れ家タイプも多く、番組で紹介されると、放映後には80~100パーセントも客数が増え、その状況が6ヶ月ほど続くとのこと。これを「Check, Please!効果」といい、レストランにとっては至極の喜びとなるのです。そしてラーメンが特に美味しいと評判で、ここ3年ほど毎日のように行列ができるほど人気のある「Wasabi」にも、ようやくこの「Check, Please!」が撮影に来ました。オーナーで料理のメニューも取り仕切る神戸出身の竹山聖子(さとこ)さんにとっても、この取材は一大事。撮影後にはお客さんと一緒にお祝いし、喜びをシェアしていました。

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シカゴで始まった「Check, Please!」は、サンフランシスコ、マイアミ、フィニックス、シアトル(放送一時中止)の5都市でそれぞれにオリジナルの番組があり、今年の10月にはオーストリアのウイーンでもテスト番組を放映する予定。シカゴでの放送は10月から2月までの毎シーズン、13エピソードがあり、1つのエピソードは1週間のうちに合計20回以上再放送されるため、視聴者数は億単位にもなります。WTTWのような公共放送局のよいところは、このように繰り返しエピソードを放映できるところ。また、オンラインでも番組を閲覧できるようになっており、公式サイトにも一億以上の閲覧者がいるそうです。

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スタジオに訪れると、テキパキと現場を仕切るプロデューサーのJacqui WedewerがホストのCatherinne De Orioとカメラ陣に指示を出しながら撮影を進行中。厳しい審査を受け選ばれたゲストたちは、緊張した様子もなく、楽しそうにワインを飲みながら3人がそれぞれに推薦したレストランについて語り合っていました。

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ホストのCatherinneは笑顔がとても素敵で、料理に対する知識も豊富。俳優のJerry Seinfeldに少し似ていると言われるクリエイターのDavid Manilowが時折コントロールルームから撮影現場に入ってくると、現場の空気がさらに明るくなりました。彼は番組の立役者でもあり、カリスマ性もあるのです。

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グルメブームを迎えているシカゴでは、今年の4月に料理界のアカデミー賞と言われるジェームス・ビアド賞の受賞式が初めて開催されました。同賞の授賞式は2016年と2017年もシカゴで開催される予定なので、今後もシカゴでは様々なレストランがオープンし、フディー(食べ物好き)も増え、「Check, Please!」の人気がますます高まることが予想されます。

●Check,Please!
http://checkplease.wttw.com

●Wasabi
http://www.wasabichicago.com