沖縄好きは多いけれど、意外にまだ訪れたことがない人も少なくないはず。そんな場所が宮古島。山がなくフラットな島は見渡す限りのサトウキビ畑とぽかーんと広がる空と水平線。何も考えずストレスフリーな空間に癒されます。
その宮古島を代表するリゾートが、「シギラベイサイドスイートアラマンダ（以下アラマンダ）」。シギラ湾を見下ろすのびやかな広がりの敷地には色とりどりの南国の花が咲き誇り華やか。ちなみにアラマンダという名称も花の名前が由来、可憐な黄色の花をリゾート内で見ることができます。
アラマンダの何よりの魅力は美しすぎる絶景。全室スイートルームという贅沢さですが2015年4月には「ジャグジースイート」が誕生。テラスに大きなジャグジーを完備。宮古島の美しい風景に身も心もリラックス、最高の開放感に浸れます。室内にはベッドルーム、広いリビングとIHキッチン、大型冷蔵庫、洗濯・乾燥機も備わり長期ステイも可能。まさに「暮らすスイートルーム」。真夏は暑さがきびしいですが、朝食のルームサービスをテラスで楽しむのもおすすめです。
リゾート滞在中、ぜひ体験してほしいのが「アンティグラビティ」。NY発祥の最新エクササイズで特注ハンモックを使ってヨガの呼吸法を応用しながらポージング。アクロバティックなポーズもハンモックの伸縮性に助けられて初心者でも無理なくでき、自分でも驚くほど。屈伸、逆さになることで血流が全身にいきわたり、肩こり、腰痛解消のほか、顔のリフトアップ効果もあるというのも納得です。さらに、ハンモックに身をゆだねるリラックスのポーズでは母親の胎内にいるような安心感に包まれ、泣きそうなくらいの癒しを体感。ヨガもピラティスも脱落した私がここまで心身に働きかけるエクササイズを実感したのは初めて。日本唯一のアンティグラビティ正式団体「NAVI」のインストラクターによるレッスンが受けられる貴重なリゾートです。さらにリゾート内には日本最西南にある「シギラ黄金温泉」、月桃、有機ハーブなどを使ったトリートメントが受けられるスパがあり、あわせて受けるとより効果が高まります。
もうひとつ宮古島で満喫したいのが食。沖縄料理は「ぬちぐすい」とも称されます。「ぬち」は「命」、「ぐすい」は「薬」。長寿県らしく島で採れる食材・調理法が今でも伝承されています。もちろん、おいしいのが大前提。今ならば宮古島産のマンゴーが旬！島内にあるJA直営の「あたらす市場」では新鮮なマンゴーがお買い得。ビタミン、ミネラル豊富で抗酸化作用、アンチエイジングに効果があるだけに、毎日でもたっぷり食べられるのが嬉しいです。低カロリーで栄養価の高い海ぶどうも宮古島の特産。採れたてのプチプチとした食感はたまりません。
また、流通数が少なく県外では入手困難な「幻の牛肉」とされる宮古牛も必食。A4ランク以上の宮古牛を扱う専門店「フジ冷凍食品」では小売り対応を。サシの入ったサーロイン、フィレもいいですがお薦めは赤身のモモ肉。L－カルニチンたっぷりの赤身はダイエットにも最適。そして、ここで本領発揮するのがジャグジースイートのキッチン！ほかに沖縄での常備菜のエンサイ（空芯菜）、ゆでるとねばりのある長生百薬といったスーパーベジタブルを入手、快適なスイートでの自炊を楽しみます。ゆっくり焼き上げたステーキはびっくりするほど柔らかくジューシー。窓の外の暮れゆく水平線をみながらいただく島の恵みに感謝。もちろん、冷えたシャンパンも忘れずに。ゆっくりと心と体を癒してくれる宮古島バカンスは、大人のための贅沢な場所でした。
●シギラベイサイドスイートアラマンダ
